暴力団情勢
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- 1 概況
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現在(令和6年末)、指定暴力団は全国で25 団体が指定されています。
暴力団の勢力そのものは減少を続けていますが、暴力団の中にはその活動を不透明化させるとともに、世情に応じて資金獲得活動を多様化させるなどして強固な人的・経済的基盤を維持しているものもあり、依然として暴力団は社会に対する脅威となっています。
また、暴力団構成員が準暴力団を含む匿名流動型犯罪グループの首領となる事例もあり、これらのグループから暴力団へ資金が流れていることが確認されています。広島県においても、暴力団組員と素行不良グループの幹部が共謀した恐喝事件などが発生しています。
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- 2 暴力団構成員等の推移
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(1)全国の情勢
全国の暴力団構成員及び準構成員等(以下「暴力団構成員等」という。)の数は、平成17年以降減少し、令和6年末現在で約1万8,800人(前年比約1,600人減少)と、20年連続で暴力団対策法施行後の最少人数を更新しました。うち、暴力団構成員の数は、約9,900人( 前年比約500人減少)となりました。
また、主要団体(六代目山口組、神戸山口組、絆會、池田組、住吉会、稲川会)の暴力団構成員等の数は、約1万3,500人(全暴力団構成員等の71.8%)、うち暴力団構成員の数は、約7,300人(全暴力団構成員の73.7%) となっています。
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(2)広島県内の情勢
広島県内の暴力団構成員等の数は、令和6年末現在で約360人(前年比−約10人)うち暴力団構成員の数は、約200人(前年に同じ)、準構成員等の数は、約160人(前年比−約10人) となっています。